「洗濯機の音がうるさい」という悩みを抱える方も少なくないかもしれません。特に夜間や早朝に洗濯機を使う場合には、周囲に迷惑をかけることもあるかもしれません。在宅勤務中、ドラム式洗濯機の音が部屋の中を響き渡ります。そこで、洗濯機の音がうるさい問題に対する解決策として、いくつかの騒音対策をしてみました。
振動音が起こる原因と対策
- 不均衡な荷物:洗濯機のドラム内に入れた衣類が重量バランスに欠けている場合、洗濯機が不均衡になって振動音が発生することがあります。
- 機械部品の故障:洗濯機の内部の機械部品が摩耗や破損している場合、振動音が発生する可能性があります。
- 洗濯機のレベリングの調整不良:洗濯機が平坦な床面に設置されておらず、水平面に合わせてレベリングが調整されていない場合、洗濯機が振動して振動音が発生することがあります。
- 水漏れ:洗濯機のドラムや配管部分から水漏れが発生している場合、振動音が発生することがあります。
- ドラムの歪み:ドラムが歪んでいる場合、回転時に振動が発生し、振動音が発生することがあります。
- 過剰な洗濯物:洗濯機の容量を超えた量の洗濯物を入れている場合、振動音が発生することがあります。
- ドラム内に異物が入っている:洗濯機のドラム内に異物が入っている場合、回転時にドラムに衝突して振動音が発生することがあります。
など多岐に渡りますが、対策は、「洗濯機から出る音を減らす」、「洗濯機から出た音を吸収する」の二つしかありません。
一般的な騒音対策
洗濯機からの騒音を防ぐ方法には、以下のような方法があります。
- 洗濯機を設置する場所の選択 洗濯機を設置する場所は、できるだけ振動や騒音が少なくなる場所を選びましょう。コンクリートの床や、木材を挟んだ床がある場所が適しています。また、隣接する壁や床との接触部分に、遮音材などを貼り付けることも効果的です。
- 洗濯機の設置 洗濯機を設置する前に、床面が水平であることを確認しましょう。また、洗濯機の下には防振パッドなどのクッション材を敷くことで、振動や騒音を軽減することができます。
- 洗濯機のバランス調整 洗濯機の内部には、洗濯槽やモーターなどがあります。これらの部品がバランスを欠いていると、振動や騒音が発生する原因になります。洗濯機の説明書に従って、定期的にバランス調整を行いましょう。
- 洗濯機の使用方法の見直し 洗濯機の使用方法によっても騒音が発生することがあります。大量の洗濯物を一度に洗わない、洗剤の量を適切に調整する、洗濯物の種類に合わせた洗濯プログラムを選ぶなど、適切な使い方を心がけましょう。
これらの方法を実践することで、洗濯機からの騒音を軽減することができます。具体的に何を買ってどうすればいのかがよくわからないので、以下に対策方法を列挙しました。
防振かさ上げ台 因幡電工 ふんばるマン
因幡電工(INABA DENKO) 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマンは、洗濯機の振動を直接床に伝わることによる騒音を軽減できます。最初からマンションの洗濯機置き場に、かさ上げ台がついていたので設置を断念。かさ上げ台がなく床に直置きのひとは試してみる価値あり。
防振ゴム 東京防音 TW-660 ニューしずか
防振ゴムの東京防音 洗濯機用防振ゴム TW-660 ニューしずかは、洗濯機自体の騒音を抑えるのではなく、洗濯機の振動を抑えるものです。早速洗濯機の下に置いてみたところ、実感できるぐらい床に伝わる振動音が小さくなりました。
脱水時に床に伝わるガタガタうるさい音をする場合には効果があると思います。Amazonの紹介文には「約12dB振動音が減少」と書いてありましたが、同じdBでも「dB」を指す場合と、「dB(A)」を指す場合があるので、紛らわしいですがきっと「dB」を指しているのだと思います。音だったらバスの車内が、書店の中ぐらいになることを示します。
防振ゴム 和気産業 ハイパー防振ゴムマット EGH-005
防振ゴム 和気産業 ハイパー防振ゴムマット EGH-005 は、 防振ゴムの東京防音 洗濯機用防振ゴム TW-660 ニューしずかは、洗濯機自体の騒音を抑えるのではなく、洗濯機の振動を抑えるものです。洗濯機の高さを同時に上げたい場合は、これがお勧めです。
防振テープ 東京防音 制振防音テープ P-50
防振テープの東京防音 制振防音テープ P-50は鉛を薄く伸ばして背面にテープを張ったものです。スピーカーの鳴き止めとかに使われます。
一般的に鉛の防振テープは、振動や騒音の発生源となる構造物の表面に直接貼り付けることで、振動を吸収する効果があります。具体的には、鉛は比重が高く、柔軟性もあるため、振動を吸収して減衰させることができます。また、鉛の密度が高いため、騒音の遮音効果も期待できます。
洗濯機に貼り付けた場合、大きな効果は感じられませんでしたが。水が壁に打ち付けられるときの音は小さくなった気がしました。
吸音材 3Mシンサレート
3M シンサレートは自動車の内装の内側によく貼ってある吸音材のことです。シンサレートは、音の振動エネルギーを、マイクロファイバーの表面で熱エネルギーに変換することで減衰させます。一般的には、3Mのシンサレートは、低音域において比較的高い吸音効果を発揮するとされています。
ロードノイズとか風切り音とかエンジンノイズを軽減するために貼り付けています。洗濯機背面に取り付けてみましたが、音が小さくなったかも?程度でした。周囲を囲めばもっと効果があるかもしれません。
ポリエステル吸音材「ポリリーフ」
防音効果の高い「グラスウール」や「ロックウール」は加工も廃棄も難しく取り扱いずらいです。ポリリーフは、原材料がPETボトルや洋服に使われるポリエステルのため、加工も廃棄も簡単です。防音効果は一般的なグラスウールと同等です。洗濯機の背面の壁に貼り付ければ、音を吸収してくれます。
東京防音 ホワイトキューオン
比較的密度のある(30kg/m3)ポリエステル100%の吸音・断熱材「ホワイトキューオン」です。高い吸音性能、断熱性能があり、しっかりとした材質ですので壁に立掛けたりしても使えます。ポリリーフと同様に、原材料がPETボトルや洋服に使われるポリエステルのため、加工も廃棄も簡単です。
防音カーテンParten
防炎防音カーテンParten(パーテン)は、消防法をクリアした防炎認定を取得している公共施設でも使える防音カーテンです。ポリエステル100%製で、防炎、遮光1級、遮熱の機能を持っています。洗濯機のある部屋と別の部屋の間仕切りに設置すると高い効果を期待できます。
完全分解洗浄プレミアムクリーニング
上記の対策を行っても音が軽減されない場合は、中にゴミが詰まっているのかもしれません。その場合は、4時間かけて洗濯機本体の外側・内側、脱水槽、洗濯槽、乾燥ダクを洗浄してくるおそうじ本舗の完全分解洗浄プレミアムをしてみると解決するかもしれません。(アフィリエイト広告を利用しています)
dBとdB(A)の違い
dBとdB(A)は、どちらも音の大きさを表す単位で、デシベル(decibel)と呼ばれます。しかし、計測対象の音の種類によって、意味が異なります。
dBは、音の強さを表す単位であり、すべての周波数成分を等しく扱います。一方、dB(A)は、聴覚に応じた音圧レベルを表す単位であり、人間が聴覚によって感じる周波数成分を重視します。すなわち、低音域の音を少なく扱い、中音域の音を重視します。
dB(A)は、音圧レベル測定器の測定値に、人間の聴覚特性を加味して修正した値であり、通常、人間の聴覚範囲にある周波数帯域での音量を表します。これにより、異なる周波数帯域で同じdB値でも、人間の聴覚に与える影響が異なる場合に、適切に評価することができます。
つまり、dBはすべての周波数帯域を均等に扱い、dB(A)は人間の聴覚特性を反映した音圧レベルを表す単位であるという違いがあります。そのため、dB(A)は通常、人間の耳にとって重要な範囲の音の評価に用いられます。