書評「リーダーの仮面」


経営者向けの人材コンサルティング会社「株式会社識学」の社長が執筆したマネージメント本。

識学は、人材コンサルティング、コーチング、研修ビジネスとか受けて満足の一過性サービスではなく、何かしらの仕組みの導入と定着をサポートする会社のようです。

識学のターゲットカスタマーは社員400人程度で社長と社員間に部長とかセンター長などの階層が出来てくたぐらいの会社。

あのUUUM株式会社も識学の顧客。カリスマ経営者がいない中で、急激に拡大した企業が組織を改善するために助けを求めるようです。

Amazon出版社からのコメント

◎超話題‼ 14万部を突破!!
◎管理職の「ホンネとタテマエ」を言語化した、リーダーシップ書の決定版。
◎リモートワークとも相性抜群の「これからのマネジメント法」!!
◎全国で2000社以上が導入した、いま最も人を成長させる組織論「識学」を公開。

「識学」とは、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どのように解決できるか、その方法を明らかにした学問です。
2019年度に新規で上場した会社のうち、7社が識学を導入しており、「いま、最も会社を成長させる組織論だ」と、口コミで爆発的に伸びています。

この本は、そんな識学のメソッドを元に、「若手リーダー」に向けてマネジメントのノウハウを伝えるものです。
初めて部下やスタッフを持つような人、いわゆる「中間管理職」を想定しています。

最初のリーダーの失敗は、その後のキャリアにおいても、課長の失敗、部長の失敗、社長の失敗、フリーランスの失敗、創業者の失敗へとつながります。
なので、本書の内容は、人の上に立つ立場の人であれば、誰しもが気づきを得られるものになっています。

マネージメントにはカリスマ性も人間的魅力も不要。「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」の5つに絞ってマネジーメンとをすれば良いと説きます。5つ以外の他のことを考えないようにすることを「仮面をかぶる」と表現しています。

この本は 「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」を章に分けて具体例を入れて説明しています。

例えば「ルール」。「画用紙1枚に好きなものを描きましょう」という課題はとてもストレスを感じるけれど、「最初に画用紙の真ん中に大きな丸を描いていください。そこから連想したものを自由に描いてください」という課題は、感じるストレスが少ないはずと例示したうえで、「ルール」について説明しています。

そのあとの「ルール」の必要性も具体的で、どこの場面で「仮面」をかぶるのかもよくわかります。

ただ、概念はよくわかったのですが、実際どのようなルールを作ればいいのか?とか具体的に改善した例は一切載っていません。ルールを決めてルールを課員に守らせて、課長とか係長とかの立場を明確にして、過程を評価せずに結果のみを評価することはよくわかったけれど、どのようなルールを立てるのか等の参考になる情報はありませんでした。

私がこの本を取り入れて実践すべきことは、下記3つ。標準書作成して、業務の範囲を明確にして、課員をしつける工場の生産管理(例えばトヨタ生産方式)を間接業務に適用すればいいのかもしれません。

  • ルールを決めてルールを課員に守らせる
  • 課長とか係長とかの立場を明確にする。
  • 過程を評価せずに結果を評価する。

会社人事のお勧めマネージメントのピープルマネジメント「従業員1人ひとりと向き合い、その成長を引き出す」も取り入れないといけないから、私のマネージメントは困難を極めそうです。